1-1 商品先物取引の役割 - 先物・オプション入門

商品先物取引の定義

  1. 先物取引と現物取引との相違
    現物取引は、契約の締結時期と契約履行の時期がほぼ同時期ですが、先物取引では、商品の受渡しと代金の支払いは将来に設定されており、契約締結と契約履行の時期が異なります。
  2. 商品先物取引の定義
    商品先物取引とは、
    (1) ある特定の商品を
    (2) 一定数量
    (3) 予め定められた価格で
    (4) 将来の一定期日に受渡しをする、契約の取引です。
    但し、将来の一定期日(納会日)までに、転売・買戻しの差金決済を行うことによって、契約から離脱することもできます。

商品先物取引のリスクヘッジ機能

私たちの生活に欠かせない石油、貴金属、ゴムなどの原材料品は、需給バランスのみならず、政治・経済の情勢や気象条件などにより価格が変動します。この価格変動は、これらの商品を扱う企業の収益に大きな影響を与えています。例えば、流通業者は商品の販売価格が仕入れ価格よりも下がるリスクを常に抱えています。こうした価格変動リスクの影響を排除する手段の一つとして利用されるのが商品先物取引です。

公正な価格形成の場

商品先物市場では、現物を取り扱う企業の他にも、個人投資家・機関投資家など様々なプレーヤーが参加しており、上場商品に関する多量の情報が集約されることで、公正で透明性の高い価格形成が行われています。
こうして形成された先物価格は公表され、信頼性の高い指標価格として利用されています。

資金運用手段

商品先物取引は、総取引金額の5~10%程度の証拠金を取引の担保として預け入れれば取引が可能です。差金を決済することによって取引を終了できることから、多くの投資家が資金運用手段として利用しています。
また、他の金融商品と組み合わせることで、効率的な投資効果が望めるため、ポートフォリオの一部として注目が高まっています。


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