東工取とSICOM、コモディティ市場発展に向けた提携で合意

2010.6.1

 

 株式会社東京工業品取引所(以下「東工取」という。)とシンガポール商品取引所(以下「SICOM(サイコム)」という。)は本日、双方の市場流動性を向上させるため相互上場を視野に入れた提携に関する基本協定書を締結しました。

 本提携により、両取引所はゴムや商品指数を含む、主要商品の相互上場に向けた検討を始めます。さらに両取引所は、規制当局からの承認取得を前提に、お互いの取引参加者が相手方取引所のリモートメンバー資格を容易に取得できるようにするクロス・メンバーシップを提供することも目指します。東工取とSICOMはこのような施策を通じ、互いの取引参加者に対して市場へのアクセスを向上させ、取引機会の拡大に取り組むことで、裁定取引の活発化及び流動性向上を推進します。また、具体的な提携策の協議を行う場としてタスクフォースを設立することに同意しました。

 SICOMのCEOジェラミー・アンは次のように述べています。「アジア地域の主要取引所である東工取との関係強化に大変満足しています。本提携は我々の主要商品であるゴム先物取引、あるいは日経・東工取商品指数先物取引等を日本、シンガポールさらに広く世界市場へ提供することを目標としています。SICOMとしては当社主要商品であるゴムTSR20先物の指標性強化に向けた大きな一歩にしたいと考えています。」

 東工取の代表執行役社長 江崎格は次のように述べています。「私どもは、長年シンガポール取引所(SGX)とは良好な関係にあり、この度、そのグループの一員であるSICOMと連携協力の推進に係る協定書締結に至ったことを大変嬉しく思います。本提携を通じてシンガポール市場との関係を深め、世界のコモディティ市場に対する公正な価格形成機能及びリスク管理手段の提供という東工取の役割のさらなる強化を目指します。私どものゴムRSS3号市場は、天然ゴムのベンチマークとして広く利用されており、東南アジア市場からの取引参加も多いことから、SICOMとは様々な協力の可能性を感じており、ともに両取引所の市場流動性の向上に取り組んでいきたいと考えています。」

 本日東京にて、両取引所の代表執行役社長とCEOが基本協定書に署名しました。

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【シンガポール取引所について】
  シンガポール商品取引所(SICOM)はシンガポール取引所(SGX)の系列会社として、シンガポール通貨監督庁(MAS)管轄下において商品先物市場を運営しています。SICOMの上場商品であるゴム先物(RSS3、TSR20)は価格発見機能を世界に提供しています。
  SICOMはアジアにおける主要な商品取引ハブとして位置づけられ、直近では金及びロブスタコーヒーを新たに上場しました。
http://www.sicom.net

 

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