プラチナスポット

TOCOMのラインアップに、プラチナスポット新登場!

プラチナスポットは、白金(プラチナ)の理論スポット価格を取引対象とする証拠金取引です。
売り買いどちらからでも取引を始めることができ、ポジションは自動的に翌営業日に持ち越される決済期限のない取引です。

白金(プラチナ)投資の魅力

白金(プラチナ)とはどんな金属?

白金の有史以来の生産量は、約5,100トン。金の約15万トンに比べてもその30分の1以下しか生産されておらず、その意味で金以上に希少性の高い貴金属と言えます。

また、優れた触媒作用や高い融点、化学的に安定しているという特性から、その利用は化学、電子産業、ガラス、石油精製、高温測定などの工業用、さらには医療、環境関連分野にまで及んでいて、現代の産業に欠かせない貴金属です。

供給と需要

<供給>

白金供給の特徴として、供給量が金・銀に比べ少ないことが挙げられます。

2015年の世界の白金の鉱山からの供給量は191.5トンと、金の鉱山生産量3,158トン、銀の約26,531トンと比較すると小規模となっています。

白金の供給は、南アフリカ共和国(南アフリカ)とロシアの2国で世界全体の約8割を占めており、供給ソースの偏在が著しい商品です。また、白金は金に比べて二次供給の比率が小さく(2015年の総供給に占める二次供給の比率は約19%)、自動車触媒を中心に回収、再利用が積極的に進められており、近年は中古宝飾品の再利用も活発に行われています。

<需要>

白金の主な需要は、工業用需要と宝飾品需要です。2015年の工業用需要は144.4トンと、総需要の61%を占めました。中でも自動車触媒の需要は93.7トンであり、工業用需要の約65%を占めています。また、宝飾品需要は76.4トンと全体の32%を占めています。

白金を動かす主な要因

白金価格を動かす主な要因を以下に挙げました。プラチナスポットの価格はこれらの要因によって変動します。

Factor 1産地南アフリカの動向

各鉱山会社では例年7~8月に労使交渉が行われますが、交渉決裂から労働者がストライキに突入することも多く、労使間の対立は市場の供給不安心理を煽る一因となっています。また、鉱山における事故や、国内の電力供給不足が鉱山の生産活動に影響を与えることがあり、こうした動きが白金の価格を変動させます。

Factor 2ロシアの売却

ロシアにとって白金は有効な外貨獲得手段であり、価格が高い時にはスポット市場での売却が多くなります。過去にあっては、この売却によって需給ひっ迫感が薄れて急落する場面もありました。
一方、施設の老朽化などによって、生産が伸び悩み、また、国家備蓄が枯渇しつつあったことから、2007年には一時的に供給停止に陥って供給が逼迫したこともありました。
こうしたロシアからの供給の変動が白金価格に影響を及ぼすことがあります。

Factor 3排ガス規制

日米では1970年代に排ガス規制が実施され、自動車触媒用需要が増加し始めました。欧州ではディーゼル車が人気ですが、1980年代後半に一部諸国で排ガス規制が実施され、窒素酸化物(NOx)の排出を抑えるためにディーゼル車にも白金触媒が使われるようになりました。今後、世界的な環境保全運動の高まりから排ガス規制は一段と進み、ディーゼル車への白金需要は一段と増えることが予想され、需要の下支え要因となるものと考えられます。
その一方で、自動車触媒における白金やパラジウムの使用率を低減させる技術開発が進んでいることにも注目する必要があります。

Factor 4主要消費国の景気動向

白金の需要は、先進国と中国に偏っているため、これらの国々の景気動向が白金需要を左右します。このため、需要動向そのものに限らず、その先行指標となる株価の動向にも敏感に反応します。また、先進国や中国における自動車生産動向は触媒需要の増減に直接影響を与えるため価格の変動要因となります。
また、近年では経済成長が著しい中国での宝飾需要が伸びており、世界最大の宝飾需要国となっています。

Factor 5為替動向

他の国際商品と同様に、円安は円建て価格の、ドル安はドル建て価格の支持要因となりますが、TOCOMは世界最大の白金先物市場となっており、世界の白金価格指標として認知されているため、為替要因による東京での円建て価格の下落予想がドル建て価格上昇への期待を上回り、海外のドル建て価格が下落することもあります。

Factor 6燃料電池

新エネルギーとしての普及が期待される燃料電池の触媒に白金が使用されています。燃料電池車の普及による白金の需要増が期待される一方、白金を用いることによるコスト高が燃料電池車の普及阻害要因となっていることから、白金に代わる触媒用素材として炭素材料などの実用化に向けた研究や白金の使用量を抑えた燃料電池の開発も進められています。

白金先物価格及び為替の推移