ニュース

2019.3.29

 

我が国では、従来は垂直一貫体制や総括原価方式、燃料費調整制度のもと、電気事業者やユーザーの負う価格変動リスクは最小限に抑えられていましたが、小売全面自由化が始まり、今後、電気事業者等が負う価格変動リスクが増加することが想定されます。価格ヘッジは、現在ではOTCデリバティブ取引や卸電力取引所の先渡取引で実施されていますが、今後はこれらに加え、電力先物市場が創設されることで、取引参加者がより多様な価格ヘッジ機会を享受できる環境を整備していくことが重要となっています。

このような状況を踏まえ、株式会社東京商品取引所(東京都中央区・代表執行役社長 濵田隆道)は、かねてより電力先物について検討してまいりましたが、2019年3月27日付けにて経済産業省及び農林水産省に対し、試験上場による取引開始のための業務規程等の変更認可を申請しました。

認可が得られれば、当社は、速やかに電力先物を開始し、電気事業者等に対して透明性の高い先行指標価格の形成機能と価格変動リスクのヘッジ機能を提供することで、我が国の国民経済の一層の発展に寄与していきたいと考えております。

◇ 電力先物の取引要綱 (予定)

本内容は現時点のものであり、今後、変更となる可能性があります。

取引エリア/
電力ロード
西エリア
ベースロード先物
東エリア
ベースロード先物
西エリア
日中ロード先物
東エリア
日中ロード先物
取引の種類 現金決済先物(電力現物の受渡しはなし)
取引対象 JEPX*スポット市場の関西エリア ベースロード(0:00~24:00)価格 JEPX*スポット市場の東京エリア ベースロード(0:00~24:00)価格 JEPX*スポット市場の関西エリア 日中ロード(8:00~20:00)価格 JEPX*スポット市場の東京エリア 日中ロード(8:00~20:00)価格
取引単位

ベースサイズ:

0.1MWh

“月物”
当該月の暦日数 ×24h×0.1MWh

例:  2019年3月限 =74.4MWh
(0.1MWh×24時間
×31日)

“月物”
当該月の暦日数 ×24h×0.1MWh

例: 2019年3月限 =74.4MWh (0.1MWh×24時間
×31日)

“月物”
当該月の平日日数×12h×0.1MWh

例: 2019年3月限 =24MWh
(0.1MWh×12時間
×20日)

“月物”
当該月の平日日数×12h×0.1MWh

例: 2019年3月限 =24MWh (0.1MWh×12時間
×20日)

呼値とその値段 0.01円/kWh
最終決済価格 JEPX*スポット市場における、関西エリアプライスのベースロード(0:00~24:00)の対象期間の月間平均価格 JEPX*スポット市場における、東京エリアプライスのベースロード(0:00~24:00)の対象期間の月間平均価格 JEPX*スポット市場における、関西エリアプライスの日中ロード(8:00~20:00)の対象期間の月間平均価格 JEPX*スポット市場における、東京エリアプライスの日中ロード(8:00~20:00)の対象期間の月間平均価格
限月 直近15限月
取引最終日 各当月の最終暦日の
前営業日
各当月の最終暦日の
前営業日
各当月の最終平日の
前営業日
各当月の最終平日の
前営業日
新甫発会日 取引最終日の翌営業日
最終決済日 取引最終日の翌月第1営業日
立会時間 [日中立会]  8:45~15:15   [夜間立会] 16:30~19:00
※日中立会及び夜間立会の開始時と終了時の1日4回、シングルプライスオークションを実施。その間はザラバ取引を行う。

*JEPX 一般社団法人 日本卸電力取引所(Japan Electric Power Exchange:JEPX)
我が国で唯一の卸電力取引市場を開設・運営する取引所。

 

TOP